00:00

W.A.Mozart Leck mir den Arsch fein recht schön sauber



Uploaded on Sep 8, 2017

トゥルンカ教授作曲「モーツァルトの『俺の尻をなめろ、きれいさっぱりと』」


真の作曲家、ヴェンツェル・トゥルンカ・フォン・クルゾヴィッツ(Wenzel Trnka von Krzowitz, 1739 - 1791)はチェコの医師、ブダペスト大学医学部教授、アマチュア作曲家。余技として作曲をしていたようで、彼の死後61曲のカノンが見つかり、そのうちいくつかは出版された。モーツァルトとの親交があったことが分かっている。


俺の尻をなめろ、きれいさっぱりと:モーツァルトの作品として知られている「俺の尻を舐めろ」は2曲ある。1つは、K.231 (382c) 6声カノン「Leck mich im Arsch」。タイトルを日本語に訳せは「俺の尻をなめろ」。もう1つは、K.233 (382d) 3声カノン「Leck mir den Arsch fein recht schön sauber」つまり「俺の尻をなめろ、きれいさっぱりと」である。モーツァルトの妻コンスタンツェが、モーツァルトが亡くなって困窮の中、モーツァルトの作品をかき集めて次々出版して糊口を凌いだが、1800年に出版したBreitkopf&Härtelにこの作品が収録されていて、モーツァルト作品だと考えられてきた。下品ネタの大好きなモーツァルトの真骨頂ともいうべきこれらの歌詞は、ブライトコプフ全集においては、前者の曲についてはヘルテル(Gottfried Christoph Härtel, 1763-1827)が作詞した「愉快にやろう、不平や愚痴はつまらない Laßt froh uns sein」という歌詞が、後者もヘルテル作詞の、「わたしゃ酒が何より一番 Nichts labt mich mehr als Wein」に差し替えられていた。

1988年、ヴォルフガング・プラート(Wolfgang Plath)が、"Opera incerta"学会で、K.233 (382d) 3声カノン「俺の尻をなめろ、きれいさっぱりと」について、トゥルンカによる自筆譜を発見したと発表し、この曲の真の作曲者が明らかになった。(なお、プラートの学会発表は、芸術的価値の低い作品のために研究者が少なからぬ時間と労力を注入し、資料調査のために税金を使って旅行をすることが果たして正当化できるのか?という議論のための「芸術的価値の低い作品」の例として、この作品が取り上げたのだそうだ)

ところで、”Leck mich im Arsch” (俺の尻をなめろ)は、ある意味定型的な慣用句なようで、日本語に当てはめれば「糞喰らえ!」と言ったような感じらしい。モーツァルトとその悪友のトゥルンカ教授達が、集まって悪巫山戯(ふざけ)で、こんな下品な曲を高らかに歌って楽しんでいたのではないかと想像される。曲はトゥルンカ教授作でも、歌詞はモーツァルト作だと今でも考えられている。原語では次のような歌詞であって、機械語翻訳しても、十分にそのお下劣は分かるだろう。本日は、日本語訳も付した。御笑覧アレ。

Leck mire den Arsch recht schon,
fein sauber lecke ihn,
fein sauber lecke, leck mire den Arsch
Das ist ein fettigs Begehren,
nur gut mit Butter geschmiert,
den das Lecken der Braten mein tagliches Thun.
Drei lecken mehr als Zweie,
nur her, machet die Prob’
und leckt, leckt, leckt.
Jeder leckt sein Arsch fur sich.

http://akof.hatenablog.com/entry/2017/10/21/185949

Pages 5
Duration 01:40
Measures 50
Key signature natural
Parts 4
Part names Voice(3), Piano
Privacy Everyone can see this score
License Attribution, non-commercial
Show more Show less

Your comment


Comments